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2008年5月

2008年5月31日 (土)

官僚主義それとも親心?

家庭内で、ちょっとした惨事があった。

実は今日31日に成田へ、12歳になる息子が帰国する予定だった。 日本の小学校とロシア大使館内のロシアの学校と平行して通っていた息子は、我が家の教育方針で小学校卒業後、現在は妻の実家(ニジニ・ ノブゴロード市)から市内の学校に通っている。夏休みで日本に帰国させるべく、 今回初めての息子単独での帰国旅程を組んだのだが......

妻の実家のあるニジニ・ノブゴロード市は、ボルガの源に位置し人口がロシア3番目の重化学工業都市で、 モスクワから500km南西に位置する。車でモスクワまで6時間程度だが、道路網が整備されていないのでかなり疲れる。 そこでモスクワまでは、たいてい列車を利用することになる。夜ニジニ・ノブゴロードをたち、朝モスクワに着く12時間の夜行列車の利用だ。 モスクワまで見送る祖母と一緒に29日にニジニ・ノブゴロードから夜行列車に乗り、 30日モスクワからのフライトで今日31日の午後成田に着く予定だった。

日本時間の朝方、出立の安否を確認する電話を入れたら、なんと家に息子が居るではないか。書類不備で出国出来ず、 モスクワから戻ってきたという。詳細は不明なのだが、児童の一人旅には親の承諾書が必要とか、それもオフィシャルな書面が必要であると言う。 在日の場合は、大使館や領事館での公印を伴う書面だと言う。ロシアとの関連、そして諸事の経験も浅からぬ私だが、 そんな話は聞いたこともなく全くの寝耳に水。

「そんなことも解らない貴方が悪い、6月6日は息子の誕生日なのにどうしてくれる。」と、怒りを私にぶつける妻。 欧米での児童単独での出国規制なぞ聞いたこともなく、勿論日本にも有りません。ソ連時代ならともかく、 ロシア連邦になってからの規制でしょうか。それにしても、大勢の在日ロシア人家族の知り合いが居るのだが、 このことに関して長年全く聞いたことが無かった。まあ、ロシアの法律とまたその運用諸規則は、よく変わることも事実だが。今回のことは、 ロシアの官僚主義に基づくことなのか、それともロシア国民である大事な子供を保護するための国家としての親心なのか、 考えさせられた一幕ではありました。

どなたか類似の経験をお待ちの方いらっしゃるでしょうか、おいででしたら是非コメント下さい。

 

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2008年5月11日 (日)

対独戦勝記念日

5月1日は 「День Победы」 (デニ・ポベドゥイ) 対独戦勝記念日だ。 18年ぶりの師団規模での軍事パレードが有った。ニュースで各局が放映していたので、 ご覧になったことでしょう。 ロシア人デザイナーによる新しい制服での軍事パレードとか。どこかの局の解説で、 「100万の軍隊の制服更新ですから、 ロシアも相当豊かになっていると言うことですね。」とか発言してたが。 ばかばかしい限りの発言だ、 容姿優れたことさらの偉丈夫を選抜したパレード用の担当師団が有って一級の武器等を装備する。 つまり彼らの制服を更新したと言うことだ。全軍的に暫時換装する計画はあるのかもしれないが、 100万人を一度に更新するわけがない。国防予算の優先順位というものが、有るでしょうに。

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2008年5月10日 (土)

宣誓

以前にお伝えしたДмитрий Анатольевич Медведев(ドミトリー・アナトレヴィッチ・メドヴェジェフ)の、就任式での写真中、宣誓の画像を掲載しました。 何に対して宣誓しているのか解りましたので、お伝えします。「Конст...」までは見えているので、 よく考えてみれば「Константуция российской федерации」  (コンスタンッチャ・ロシスコイ・フェデラッイー)つまり、ロシア(共和国) 連邦憲法でした。ちなみにロシア(共和国)連邦はРоссийская Федерация」  (ロシスカーヤ・フェデラッツィヤー)となります。ロシア語は単語の語形変化が多くて大変ですね、これが英語だと、例えば 「アメリカ」の名詞形、形容詞形を含めても基本形のAmericaからの語形変化はAmerican、 Americanaぐらいしかないのですが。

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2008年5月 9日 (金)

パスハのタマゴ

話は前後するが4月26日深夜Воскресениеヴァスクリセーニィエ礼拝後に、以前にご紹介した横浜関内のロシアレストラン 「アムール」に出かけた。26日の深夜とは、実際にはつまり27日(日曜日)の未明なのだが、 礼拝後に立ち寄るロシア人たちでお店は盛況だった。面白いのはロシア人女性とイラン人男性のカップルがいることだった。宗教が違うからして、 教会へのアッシー君であろうか。イラン人男性に言わせると、ロシア人をガールフレンドに持つことが至高の望みらしいが、 ロシア人とイラン人のカップルは日本でも実は意外と多いのです。しかし、結婚しているカップルはお目にかかったことは無いな、 これはどうしたことか。付き合いはしても、お互いに結婚は別と言うことか。パスハのタマゴをいくつか頂いたのだが、 綺麗なタマゴの画像をお目にかけましょう。最近はカラーリングしたタマゴの上に貼り付けるシールが売っているらしい、知らなかったな。 一同で飲めや、歌えやで和気藹々の早朝でした。

 

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ロシア新大統領誕生

  Big200270_2

7日にロシア大統領に就任したДмитрий Анатольевич Медведев(ドミトリー・アナトレヴィッチ・ メドヴェジェフ)の、クレムリでの就任式の写真が有る。下段画像は右手を添え、宣誓している珍しい画像だが、 一体何に対して宣誓しているのだろうか。Конст...と Россий...までは判別が付くが、どうも聖書ではなさそうだ。 ロシア連邦憲法か、次稿までに調べておきますね。

このメドヴェジェフ新大統領、長年にわたるプーチンの股肱の部下たることはよく知られた事実。 プーチンと同じサンクトペテルブルグ大学の法学部出身の法律家だが、 プーチンのサンクトペテルブルグ時代に法律顧問に乞われて以来というもBig200260_3の、プーチンの出世と共にあれよあれよという間に(プーチン自体が、 スルスルと大統領になったという感じですが)、大統領にまでなりました。良くも悪くもプーチンの影響下にあることは、 否定のしようがない。

8日の昨日には予定通りに、下院で392対56という圧倒的多数の決議を受け、 プーチンが首相に就任した。 下院の7割を占めるプーチンが党首を務める「統一ロシア」と言う与党での首相とは、いくつかの重要な意味を持つ。 まずこの首相の任期が無いと言うことだ。任期のない首相として、長期的にかつ安定的に権力を握る立場にある。

 

Erp0805082025005p1_2さらには、絶対多数を握る「統一ロシア」の党首として議会を通じ大統領を罷免することも可能だ。 ことほど見事な権力掌握の構図の描き方とそれを可能にした実行力とに、恐れ入るしかない。現在の世界の首脳たちを見渡しても、 彼に勝る人物は一人たりともいないのでは無かろうか。メドヴェジェフ新大統領が自ら呼んだ、「二頭体制」がこれから続くわけだが、 どう走るのか非常に興味深い。                        

プーチンと言えば、2月ごろからロシア国内で一部くすぶっていた元新体操の金メダリストで現下院議員のАлина Кабаева (アリナ・カバエヴァ)との再婚説だが、4月に入りロシアの大衆紙で報道され一気に表面化した。中でもこの報道に熱心だったのは 「モスコフスキー・コレスポンデント」紙だったのだが、プーチンの4月18日の否定直後、休刊してしまった。「刊行費が巨額すぎるのと、 新聞の作り方に対する我々と編集部との考え方の違い」とは、同紙を所有する国民メディア社の弁だが、さてどういうことか。 「デモクラティックでないね!」とは、妻の一言。果たしてそうなんでしょうか。 

Photo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Алина Кабаева

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